カラクリとは?

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このページの内容

ダカラコソクリエイト(カラクリ)とは?

「がん経験者の視点」を「新しい価値」に

「ダカラコソクリエイト(カラクリ)」は「がん経験者の視点を新しい価値に変えて社会に活かす」をテーマに、社会に対して、がん経験者、すなわち社会課題の当事者「だからこそ」できることを模索し、クリエイティブな発想で形にしていくソーシャルデザインプロジェクトです。2015年9月21日にキックオフ。20~40代の働く世代の意欲的なサバイバー約50名で、大阪を拠点に活動しています。

「私は私に生まれてきてよかった」と思える未来

本プロジェクトは、「当事者の視点」を価値に変えて社会に活かし、社会課題の解決に新しい切り口と具体的な形を示していくことを通じて、「誰もが私は私に生まれてきてよかったと思える未来」をつくりたいと妄想しています!

こんなメンバーでやってます!

こんなものつくってみた! やってみた

プロジェクトの背景

「働く世代のがん経験者の課題」と「社会の課題」

「働く世代」のがん経験者は、人生の大事な時期による罹患で、様々なものを失い、自らの価値を見失う苦悩を経験をしています。喪失感と、仕事、子ども、恋愛、結婚といった将来への不安も抱えています。一方で生かしてもらっている感謝を強く感じていて、世の中に何かを残したい、社会に貢献したいという思いもそれぞれが持っています。

一方社会の側も、増加する働く世代のがんサバイバーをはじめ社会の多様性と多様化する課題に対し「具体的にどうしていいかわからない」という現状があります。国民の2人にひとりががんに罹ると言われています。一方がん5年生存率は6割を超えるようになり、「如何にがんと向き合いながら生きていくか」が重要になっています。

プロジェクトのプロセス

「問題解決療法」×「デザイン思考」

がん経験者が、治療やその後の社会生活の中での経験から得た視点を切り口に、がん患者等心理的問題を抱えた人に対して用いられる心理療法・心理学的介入方法である「問題解決療法」とイノベーションを生み出すマネジメント手法である「デザイン思考」をベースにしたワークショップを進めることで、本質的な課題とニーズを洗い出し、様々な分野・業種との連携により実際のプロダクトの開発までを視野に入れた社会課題の解決策の立案・作成までを行っています。

経験を価値に変えるデザイン

がん経験者という社会の課題の当事者側から価値を生み出していくことで、当事者と社会双方の課題解決することができないだろうか?若いからこその創造力で「楽しさ」と「ワクワク感」を持った形にして、がん経験を価値に変えるデザインを考え、さまざまな活動をおこなっています。

カラクリWSの参加者・開催場所など

ファシリテーター

平井 啓 氏(大阪大学 人間科学研究科 准教授)

発起人・世話人

谷島 雄一郎(大阪ガス株式会社 近畿圏部 ソーシャルデザイン室)

参加者

20~40代の働く世代の意欲的ながん経験者約30名
+協力企業様・団体の方々等(大阪ガス、毎日放送様、医師・医療関係者様、情報サービス企業様、教育関係者様、等)

会期

2015年9月21日にキックオフ。以降1~2か月に1回のペースで開催。

開催場所

都市魅力研究室(グランフロント大阪内)他

問題解決・デザイン思考のフレームワーク

① 問題・課題 の定義
② 問題・課題の構造化
③ テーマの焦点化
④ 解決策のブレーンストーミング
⑤ 解決策の決定
⑥ 解決策の実行(プロトタイプ化、゚製品化)
⑦ 結果の評価

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