やってみた

AYA世代のがん経験者さんのためのセミナー&交流会「あしたのためにできること」開催

2019年3月16日(土)13:30- ダカラコソクリエイト主催のAYA世代のがん経験者さんのためのセミナー&交流会を、大阪ガスさまや大阪府さまの協力のもと開催いたしました。(※この事業は、大阪府がん対策基金の補助金を活用して行いました)

日 時:2019年3月16日 13:30~16:30(13時受付開始)
場 所:大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室(グランフロント大阪 ナレッジキャピタル タワーC 7階)
参加費:無料
※交通費補助あり (公共交通機関、往復5,000円/人 上限、がん経験者ご本人)
対象者:現在の年齢が15~39歳でがんを経験されたご本人(付き添いの方もOKです)
先着30名
主催:ダカラコソクリエイト
協力:大阪ガス株式会社 近畿圏部 ソーシャルデザイン室
申し込み方法 :こくちーずPRO からお申込みください
→イベント検索「AYA世代のがん あしたのためにできること」
イベントURL https://www.kokuchpro.com/event/ashitanotameni/

テーマ①:私たちAYA世代の特徴と取り巻く環境を知ろう!(13:40~14:10)

講演「AYA世代に目を向けよう」 医師 中田 佳世先生
大阪国際がんセンターがん対策センター政策情報部 リーダー
平成30年度 大阪府がん対策推進委員会「小児・AYA世代のがん対策部会」委員

テーマ② 同じAYA世代がん経験者の声を聞いてみよう! (14:15~15:15)

講演「いのちのバトン」 女優 友寄 蓮さん
1995年3月29日生まれの23歳。高校2年生の秋に急性リンパ性白血病と診断される。1年4ヶ月の闘病生活を経て芸能界デビュー、舞台やスポーツのリポートなどジャンルを問わず活動し、現在は彩の国けんけつ大使として講師も務める。

テーマ③:同じ悩みを持つ仲間と交流してみよう! (15:25~16:15)

いくつかの席に分かれての座談会。スタッフが進行しました。

前半、医師の中田佳世先生や白血病経験者で女優の友寄蓮さんから大変興味深いお話をいただき、その内容を奥野美里さんがビジュアルに起こしたファシリテーショングラフィックをベースにセッション。参加者さんから、中田先生のお話では行政や医療への期待、友寄さんのお話には、多くの共感とメディアの伝え方についての声が寄せられました。

後半はグループにわかれて自由に意見交換会。みなさん、どんどん言葉が飛び出し、時間が足りなかったご様子でした。

最後はみなさんから、感じたことを書き出していただき、ダカラコソクリエイトのファシリテーターで大阪大学の平井啓先生がまとめに。若くしてがんになることは、出口の見えないトンネルの中にいるような感覚です。それでもなお、未来を意識すること、未来の自分と対話しようとすることが明日をつくることに繋がる。小さな一歩を進め続けるには、繋がりの温かさが大きな助けになることを感じた半日でした。

「悩みにうなずいてもらえるだけで凄く嬉しかった」
「こんなに同世代のサバイバーがいたなんて…」
「同世代と関われて、心が楽になった」

そんな感想を頂戴し、色々と課題を抱えつつも場のニーズを再認識しました。
ご参加、ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!